元米国副大統領アル・ゴア氏とThe Climate Reality Projectが、パリでREALITY® Tour を立ち上げ、AIによるグローバルな対面トレーニングとオンライン体験を提供して地球規模の気候変動対策を推進
ワシントンD.C. (2025年2月) -元米国副大統領アル・ゴア氏が設立した非営利の気候変動組織、The Climate Reality Projectは、ブラジルで開催されるUNFCCC’s COP30(国連気候変動枠組条約第30回締約国会議、以下、COP30)に向けて、気候変動に関する大胆なコミットメントへの政治的意思、世論の勢い、および意欲を高める REALITY Tourを立ち上げます。
The Climate Reality Projectの初めての試みとして、アル・ゴア氏は、Metaphysic社のテクノロジーが提供する最先端のAIを使用して、気候危機に関する氏の代表的なプレゼンテーションを12言語で行い、世界中の人々が気候への影響と解決策について最新の情報をライブで視聴できるようにします。2025年のツアーでは、パリ、ナイロビ、リオデジャネイロ、ウランバートルでの主要イベントを含め、世界中で対面のトレーニングを行います。 また、9カ国にあるClimate Reality支部では、年間を通じてサテライトイベントも開催しています。
排出量、気温上昇、気候変動対策が全世界に浸透する中、世界の指導者たちは2030年の重要な排出削減目標を達成できない危機に瀕しています。このツアーは、世界中の人々を結集して自分たちの意見を世に知らしめ、COP30とその後において、公共と民間の意思決定者たちに対し、気候災害を回避するための意欲的かつ必要な行動をとるように迫ることを目的としています。
3種類のツアー:
- 対面グローバルアドボカシートレーニング:3月28日~30日、フランスのパリ開催 - パリは、10年前に気候変動対策を世界中に呼びかけた歴史的なパリ協定の本拠地です。ツアーは2025年を通して、ケニアのナイロビ、ブラジルのリオデジャネイロ、モンゴルのウランバートルにおいて、支持者を対象とした数日間の大規模な対面トレーニングを開催します。
- 世界各地のClimate Reality支部における支部主導のアドボカシートーレーニング:Climate Reality支部では、それぞれの都市で支持者向けに1日のトレーニングを開催し、グローバルトレーニングの域を超えた支持基盤と行動要求を拡大します。3月29日にはブラジル、カナダ、フィリピン、南アフリカで、4月5日にはフィジー、インド、インドネシア、日本、メキシコで支部主導のトレーニングを行います。トレーニングでは、元副大統領アル・ゴア氏の気候危機に関する氏の代表的なプレゼンテーションと、パリにおけるトレーニング録画のハイライト、さらに地域の課題や機会に焦点を当てたコンテンツを参加者が体験できる機会があります。
- オンライングローバル体験:対面のトレーニングイベントに加えて、Climate Reality では、パリにおけるグローバルトレーニングのコンテンツを備えた専用のデジタルプラットフォームを構築しています。登録すると、アラビア語、インドネシア語、ベンガル語、英語、フランス語、ヒンディー語、日本語、北京語、ポルトガル語、スペイン語、タガログ語、ウルドゥー語の12言語の中から好きな言語で、元副大統領アル・ゴア氏の気候に関する氏の代表的なプレゼンテーションを視聴できます。この体験は11月のCOP30まで世界中の視聴者に提供されます。
このように、Climate Realityトレーニングに参加することで、パリ協定に沿った意欲的なコミットメントを政府に働きかけると同時に、各業界や地域社会に真の変化をもたらすためのノウハウ、スキル、ネットワークを身につけることができます。
重要なのは、タイミングです。パリ協定の目標を達成するには、温室効果ガスの排出量を2030年までに半減させなければならないという科学的な合意があります。10年間にわたる重要な活動の半ばにあっても、温室効果ガスの排出量は依然として増加しています。このような背景から、COP30の今後の会議は、気候変動対策の意欲を共同で高め、迅速に排出量を削減し、気候危機による最悪の影響を回避するために必要な計画にコミットするよう、世界の指導者たちに迫る重要な機会となります。
「これは、世界が団結してパリ協定を締結してから10年間で達成した気候変動対策の進展を評価する重要な瞬間です。また、気候危機を真剣に解決したいのであれば、今後取り組むべき重要な措置を認識し、対処することも緊急に必要です。」と、Climate Reality創設者兼会長のアル・ゴア氏は述べ、次のように続けています。「気候への影響は、気候変動対策を講じるよりも急速に悪化し続けており、私たちの周囲には危機の現実があります。今が気候危機に対する世界のリーダーシップを再活性化する時です。だからこそ、世界中の人々が権力に対して真実を語り、気候危機を解決するために必要な意欲的な気候変動対策を推進できるようにREALITY Tourを立ち上げるのです。」
Climate Realityの社長兼CEOであるPhyllis Cuttino氏は、次のように述べています。「私たち全員により良い明日を築くため、対面またはオンラインでREALITY Tourに参加するようお願いしています。私たちは協力して、クリーンエネルギーが支える未来を創造し、気候変動に関する国際協力が規範となる社会を目指すことができます。歴史上重要な瞬間に、世界中の市民からの絶え間ない力を強化し、各国の指導者たちがこの瞬間を捉えて行動する以外に選択肢がない状況を作り出します。」
グローバルトレーニングの場所と日程
- フランスのパリ、2025年3月28日から30日
- ケニアのナイロビ、2025年6月
- ブラジルのリオデジャネイロ、2025年8月15日から17日
- モンゴルのウランバートル、2025年10月
地域トレーニングの場所
3月29日
- ブラジルのベレン
- カナダのバンクーバー
- フィリピンのバコロド
- 南アフリカのケープタウン
4月5日
- インドのデリー
- インドネシアのジャカルタ
- メキシコのメキシコシティ
- フィジーのナンディ
- 日本の東京
オンライングローバル体験
元副大統領ゴア氏のプレゼンテーションおよびその他のトレーニングハイライトは、次の言語でストリーミング視聴できます:
- アラビア語
- インドネシア語
- ベンガル語
- 英語
- フランス語
- ヒンディー語
- 日本語
- 北京語
- ポルトガル語
- スペイン語
- タガログ語
- ウルドゥー語
グローバルおよびローカルの対面トレーニングの出席者は、Climate Reality Leadership Corpsのメンバーとなり、気候変動対策を主導する気候擁護者、ビジネスリーダー、選挙で選ばれた公務員、起業家、関心のある市民、学生などからなる世界中の380万人以上の支持者で構成される世界的なClimate Reality運動に参加できます。
ツアーの詳細と今後のトレーニングへの申し込みについては、www.climaterealityproject.org/trainingをご覧ください。
結び
The Climate Reality Projectについて
元米国副大統領アル・ゴア氏が設立したThe Climate Reality Projectは、社会のあらゆるレベルで緊急行動を必要とするものとして、気候危機に対するグローバルな解決策を促進するために活動しています。380万人を超える世界的な運動と、訓練を受けた Climate Reality Leadersの草の根ネットワークを通じて、私たちは気候危機に関する真実を広め、クリーンエネルギーの解決策に対する大衆的な支持を築いています。詳細は、www.climaterealityproject.orgをご覧いただくか、Twitter、Instagram、Facebookでフォローしてください。